ハードウェアの制約が多い組み込み開発こそ、仮想化の考えを導入するべきなのかも知れません。ここでは組み込み分野における『仮想化技術』の適用イメージと、そのメリット・デメリットについて、“リアルタイム処理への応用”をテーマに解説します。
モノづくりスペシャリストのための情報ポータル「MONOist」で掲載された人気連載や特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は「リアルタイム処理にみる、組み込み開発における仮想化のメリット」をお届けします。
「仮想化技術」という言葉を聞くと、ほとんどの方はデスクトップPCやサーバでの利用を頭に思い描くことでしょう。しかし、仮想化技術はデスクトップPCやサーバ用途だけでなく、組み込み分野でも“十分期待されるもの”として注目されつつあります。
仮想化技術とは「ハードウェアが1つであることをソフトウェア的に隠してしまい、論理上複数あるかのように見せ掛けることで、それぞれで異なるOSやアプリケーションを動かすことを可能にする技術」です。
本稿ではいくつかの仮想化技術の実装方法を説明した後、組み込みに適したシステム構成を紹介しつつ、“組み込み分野の視点から見た、仮想化技術によって得られるメリット”について“リアルタイム処理への応用”をテーマに解説していきます。
本電子ブックレットは、MONOistで掲載された「組み込みシステムに吹く“仮想化”の風」を基に制作しています。
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