半導体と聞くとCPUやメモリを連想しますが、電車やエアコンのモーターを駆動する「パワー半導体」も半導体デバイスの一種です。「大きな電力」を扱える半導体デバイスであるパワー半導体の基礎となる「4つの役割」について解説します。
「半導体デバイス」と聞くとCPUやメモリを思い浮かべてしまい、「パワー半導体」と聞いても、何となくCPUやメモリと似たデバイスと思いがちですが、同じ半導体材料を使用するものの、その役割は大きく異なります。
パワー半導体は名前の通り「大きな電力」を扱える半導体デバイスで、電車や洗濯機のような力を必要とするモーターへの電力供給を行うことすらあります。もちろん、CPUやメモリを動かすための小さな電力を供給する場合もありますが、大電力を扱うために大きさのバリエーションは豊富であり、大きなものでは弁当箱サイズにもなります。また、その特性から用いられる領域も力強さが求められる産業機器分野が主となります。
ここではパワー半導体の果たす「4つの役割」を説明するとともに、その種類と提供形態、開発検討が進められている新素材に渡るまで「パワー半導体の基礎」を解説します。
※本資料はEDN Japanの記事をまとめたブックレットです。
本電子ブックレットは、EDN Japanに掲載された「パワー半導体の基礎知識」をもとに製作しています。
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