東陽テクニカがTFT-LCD評価システム「LCM-3A型」を販売開始した。既存6254型をベースに機能を追加、実パネルから直接の測定評価が可能となった。
東陽テクニカはLCDやLCOSなどの測定が可能なTFT-LCD評価システム「LCM-3A型」を2017年2月3日より販売開始した。
同社は不純物イオンの非破壊定量検査を可能とした液晶物性評価システム「6254型」を2001年より販売しているが、6254型には製造ラインを流れる実パネルを直接測定することができないため、評価時にダミーサンプルを作成する必要があった。
新製品は6254型をベースに機能を追加、実パネルから直接の測定評価が可能となった。これにより検査に必要な時間と費用の大幅な削減が可能となった。測定可能な項目は電圧保持率、イオン密度、残留DC電圧などで、液晶材料に加えてLCDパネルならびVRシステムなどに用いられるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)の測定も行える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。