パイオニアは独自の音響技術を用いて聴覚性能を高めた医療用電子聴診器「U10」シリーズの生産・出荷を開始した。臨床現場での実用化検証に主眼を置き、限定生産とする計画だ。
パイオニアは2017年1月11日、生体音を正確に取得するセンシング技術などの同社音響技術を用いた医療用電子聴診器「U10」シリーズを開発し、2016年12月下旬に生産・出荷を開始したと発表した。
広島大学大学院救急集中医療医学との共同研究の成果を生かし、握りやすさや操作性、堅牢性を向上させるなど、医療従事者が使いやすい形状に設計した。また、取得した生体音データをBluetoothでPCやタブレット端末に送信し、専用アプリケーションで表示・保存・再生する機能も備えている。
同製品は、2016年10月に医療機器として製造販売認証を取得。臨床現場での実用化検証に主眼を置き、限定生産とする計画だ。
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