富士ソフトは、米Blue Pearl Softwareと販売店契約を締結し、同社のEDAツール「Visual Verification Suite」の日本国内での販売を開始した。
富士ソフトは2016年11月15日、米Blue Pearl Software(Blue Pearl)と販売店契約を締結したことを発表した。これに基づき、Blue Pearlが提供するEDAツール「Visual Verification Suite(ビジュアル・ヴェリフィケーション・スウィート)」の日本国内での販売を開始した。
Visual Verification Suiteは、通信/軍事/航空宇宙業界向けの総合的な検証ツールで、ASIC/FPGA/IPの安全性の高いRTL(Register Transfer Level:論理回路)開発を可能にする。使用環境は、Microsoft Windows/Linuxに対応している。
同ツールは、シミュレーションと論理合成の前に問題を特定して検査時間を短縮する「Analyze RTL」、CDC検証時にASIC/FPGA設計の分析機能を提供する「Clock Domain Crossing analysis(CDC)」、FSM(finite state machine)や制御挙動解析、フォルスパス連続分析、例外タイミング制約を迅速に生成する「Automatic SDC Generation(SDC)」、RTL検証過程などをグラフィカルレポートで確認できる「Management Dashboard」を備えている。
RTL設計では、設計サイズや複雑性が増しており、開発者にとって検証作業が大きな負担となっている。同ツールは、RTL探索・修正を効率的に実施でき、開発時間を短縮できるとしている。
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