モノづくりにおけるOSS(オープンソースソフトウェア)への関心は高まる一方ながら、上手に活用されている例は少ないのが現状です。OSSによるロボティクス領域の形成と発展をサポートする東京 オープンソースロボティクス協会の取り組みを通じ、「モノづくりへのOSS活用ポイント」を探ります。
オープンソースソフトウェア(OSS)の活用は、ITやWebの領域のみならず、ロボットなどハードウェアの開発においても重要なトピックといえます。ロボット開発でメジャーなフレームワーク「ROS」(Robot Operating System)はOSSですし、日本においても筋電義手「HACKberry」やロボット「PLEN」といったプロダクトがOSSを上手に活用していることで知られます。
製造業がハッカソンやアイデアソンを主催することも珍しくなく、OSSへの感心も高まっているといえますが、日本発の成功例は少ないのが実情です。そこで、今回はロボット分野におけるOSS活用の支援などを行う「東京 オープンソースロボティクス協会」(Tokyo Opensource Robotics Kyokai:TORK)への取材を通じて、OSS活用のポイントについて整理しました。
TORKは非営利団体ですが活動資金調達のためにコンサルティングサービスを提供しており、その2016年度の受注案件数は前年比50%という伸びを見せています。その内容としては移動型ロボットに関するものが多く、法人の感心が産業用ロボットからサービスロボットへ広がりつつあるとの感触を得ているそうです。
本電子ブックレットは、MONOistに掲載した「ロボット開発に学ぶ、モノづくりへのOSS活用ポイント」を基に制作しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。