東芝は2016年10月、低騒音・低振動のステッピングモータードライバーIC「TB67S209FTG」をラインアップに追加した。モーター駆動時の騒音や振動を効果的に抑えるという。
東芝 ストレージ&デバイスソリューション社(東芝S&D)は2016年10月、ステッピングモータードライバーIC「TB67S209FTG」をラインアップに追加した。モーター駆動時の騒音や振動を効果的に抑える。量産は、2016年12月末から開始する。
TB67S209FTGは、電流調整機能であるSMDを採用し、SMDの設定をモーターに合わせて選択することで、駆動時の騒音や振動を効果的に抑える。また、最先端の高耐圧アナログプロセスを採用。これにより、最大定格50Vでありながら、モータードライバ=出力部のオン抵抗を0.49Ω(標準値)へ低減し、発熱量を軽減している。
パッケージは、小型で放熱特性に優れたQFNパッケージを採用。セットやモジュールの熱処理が簡素化され、コストを削減する。過熱、過電流、低電圧を検出する異常検出機能も搭載した。プリンタ、OA機器、金融端末や紙幣識別機、遊戯機器、家電などのアプリケーションは、高速で高いモーター駆動能力に加え、低騒音化や低振動化が求められている。同社は、「このニーズに応える製品として同製品を開発した」と語る。
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