東洋ビジネスエンジニアリングの、製造現場業務支援ツール「RAKU-Pad」がバージョンアップ。「紙やExcelの帳票を電子帳票としてタブレットなどに出力」「データ抽出とCSV出力」「オフライン環境での動作」といった機能強化を果たした。
東洋ビジネスエンジニアリングは2016年10月20日、製造現場での情報閲覧や入力がiPhoneやiPadといったスマートデバイスから可能なツール「RAKU-Pad」の最新版を提供開始した。
今回のバージョンアップではシムトップスの電子帳票「i-Reporter」を組み込んだこともあり、「紙やExcelの帳票を電子帳票としてタブレットなどに出力」「データ抽出とCSV出力」「オフライン環境での動作」「日英中での入力」「バックエンドの他システムとのデータ連係(オプション)」といったさまざまな機能強化が施された。対応端末についてはiOS端末だけではなく、Windowsタブレットも追加されている。
製造や保全の業務におけるドキュメント管理や、トラブル報告管理、点検チェックシート管理、製造作業の実績管理などは現在でも紙の帳票、またはExcelのスプレッドシートなどで行われるケースが多く、データの管理・活用という意味では課題が多い。ERPなどパッケージソフトの一環としてこれら機能が提供されていることもあるが、その場合は導入コストが問題となる。
RAKU-Padは同社が2013年8月に提供を開始した、現場で「紙」にて行われてる情報の記録や参照、伝達にスマートデバイスを活用するツール。「ロボット革命イニシアティブ協議会」が経済産業省支援のもとで行った中堅・中小製造業向けIoT活用推進活動において「スマートものづくり応援ツール」として認定されるなど高い評価を得ている。
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