アナログ・デバイセズは2016年9月、RFとマイクロ波用の高性能標準モジュール「HMC-C582」「HMC-C583」「HMC-C584」「HMC7891」を発表した。全ての機能が統合された密閉式モジュールで、製品を設計する際の試作・実験プロセスを短縮するという。
アナログ・デバイセズは2016年9月、RFとマイクロ波用の高性能標準モジュール4製品「HMC-C582」「HMC-C583」「HMC-C584」「HMC7891」を発表した。これらは全ての機能が統合された密閉式モジュールで、現在、量産出荷中だ。
4製品は、製品を設計する際の試作・実験プロセスを短縮し、組み立て、試験、検証時に必要なさまざまな技術サポートを最小限に抑える。同社のRF/マイクロ波モジュール製品には、独自のMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)を各モジュールに採用し、どのようなアプリケーションでも一貫した品質、信頼性、性能を保証する。
同社の標準モジュール品を利用することで、白紙の状態から設計・開発する場合の半分以下の時間でプロトタイプを試作できるという。放射線硬化などでスクリーニングのレベルを高め、宇宙関連機器に適用される各種規格にも適合するようサポートする。
超広帯域パワーアンプモジュールのHMC-C582は、周波数範囲が0.01GHz〜20GHzで、ML-4-1パッケージ。単極単投スイッチモジュール(SPST)のHMC-C583は0.1GHz〜40GHzで、ML-5-1パッケージとなっている。HMC-C584は、5ビットデジタル減衰器モジュールで0.1GHz〜40GHz、31dB、HML-10-1パッケージである。リミットアンプモジュールのHMC7891は2GHz〜18GHz、ML-4-2パッケージで提供される。
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