パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、転送レート50Mビット/秒のフォトカプラ「PhotoICカプラ」を発表した。
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(AIS)は2016年9月、転送レート50Mビット/秒のフォトカプラ「PhotoICカプラ」を発表した。モータやプログラマブルロジックコントローラ(PLC)などの産業機器、パワーコンディショナーや蓄電池などのエネルギーマネジメント機器、各種I/Oインタフェースに活用できる。
従来の汎用フォトカプラは、LEDとトランジスタで構成されており、転送レートは1Mビット/秒が最大だったという。PhotoICカプラは、独自の高速動作用LEDと受光ICを搭載することで、転送レート50Mビット/秒と高速通信が可能になったという。
また、同製品では、受光IC側にシールドを設けることで、高い耐ノイズ性能を有している。ノイズ信号に対する誤動作のしにくさを表す指標である、瞬間同相除去電圧(CMTI)が15kV/マイクロ秒以上で、ノイズの影響を受けにくくなっている。
高出力のLEDと、高効率の受光ICを組み合わせることで、高温での動作も可能。動作保証−40〜+105℃、小型化、部品点数の増加による機器の高温化にも対応する。
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