旭化成エレクトロニクスは、ポータブル機器向けヘッドフォンアンプ内蔵小型DAC「AK4376」の販売を開始。THD+Nは−100dB以下で、原音の再現性を向上させた。
旭化成エレクトロニクスは2016年1月、32ビットアドバンストD-Aコンバーター(DAC)の新製品「AK4376」の販売を開始した。AK4376は、同社のブランドコンセプトである「VELVET SOUND」を採用。2014年に発売された高音質の「AK4375A」の音質性能を向上させた製品で、ポータブル機器向けヘッドフォンアンプ内蔵小型DACとしては、「業界最高水準」(同社)のTHD+N=−106dB、SNR=125dBを達成している。
AK4376は、全可聴帯域でTHD+Nは−100dB以下で、原音の再現性を向上した。また、ハイエンドオーディオ機器向けのプレミアムD-Aコンバーターに搭載されている同社独自のスイッチトキャパシターフィルターや、OSR DoublerなどのVELVET SOUNDにより、繊細な音を表現するという。デジタル入力フォーマットは、ハイレゾリューション音源に対応し、最大384kHzのPCM(Pulse Code Modulation)入力をサポートする。
サウンドカラーは、4種類を用意。アコースティックサウンド、アコースティックトーン、トラディショナルサウンド、トラディショナルトーンから音質が選択できる。
AK4376は、2.74×2.56mmの36ピンCSPパッケージで提供され、セットの小型化にも貢献。1.8Vの単一電源で動作するため、多様なシステムに使用できるとしている。
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