スリーエム ジャパンは、ABS/PLA樹脂を使った3Dプリンタの造形時に樹脂をしっかりと固定し、造形後は簡単に外すことができるシート「3M 3Dプリンタープラットフォームシート 3099AB」を発表した。
ABS/PLA樹脂を材料に用いたFDM(Fused Deposition Modeling:熱溶融積層法)方式の3Dプリンタは手軽に3Dデータを造形できることから、パーソナルから業務分野(主に試作)などで幅広く活用されている。しかし、簡単に造形できる一方で、造形物が反ったり、テーブル(プラットフォーム)に定着しなかったり、逆にがっちりと固定されてしまい造形物が剥がれなかったりと、悩ましい課題もある。
3Dプリンタのユーザーからすると、こうした失敗は時間と材料のムダであり、何より手軽に3Dデータを造形できるという3Dプリンタの強みを奪ってしまう。そのため、プラットフォームにのりを塗ったりやヘアスプレーを吹き付けたりするなど、ユーザー自身でいろいろな工夫をして失敗の頻度を減らす取り組みも行われている。
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