ヤマザキマザックは、2スピンドル2タレット(刃物台)を搭載した主軸移動型CNC旋盤「MULTIPLEX W-200」シリーズを発表。同時に、Y軸付きの「MULTIPLEX W-200Y」もラインアップに加えた。
ヤマザキマザックは2016年9月、2スピンドル2タレット(刃物台)を搭載した、主軸移動型CNC旋盤「MULTIPLEX W-200」シリーズを発表した。Y軸付きの「MULTIPLEX W-200Y」もラインアップし、ガントリーロボットによる自動化にも対応する。
MULTIPLEXシリーズは、2組のスピンドルと刃物台を左右対称に配置した構造を採用。左右の主軸がワークを自動で受け渡しする連続加工や、左右で異なるワークを同時に加工するなど、1台で通常のCNC旋盤2台分の加工能力を備えた。左右の主軸とZ軸を同期させて行う、ロングシャフト加工などにも対応できる。
新シリーズでは、タレット構造を変更することで、ツールの交換時間を短縮した。また、スラントベッド構造を採用し、切粉排出性が向上した。油圧・エア・潤滑機器を集中配置することで、保守性も向上している。また、同社の対話型CNC装置「MAZATROL SmoothG」を標準で搭載した。
同社では、2016年11月17〜22日にかけて東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2016」に、同製品を出展するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。