IoTプロジェクトを計画・推進するには、技術から法律まで幅広い知識が求められます。本連載ではIoT検定制度委員会監修の下、IoT関連の知識・スキルアップに役立つ問題を出題し、その解答を詳しく解説していきます。今回のテーマは、IoTで注目される「NoSQL」データベースについてです。
「NoSQLデータベース」とは、“Not Only SQL データベース”の略だといわれています。
「SQL」とは、Oracle DatabaseやPostgreSQL、MySQL(MariaDB)などの“リレーショナルデータベース”において、データの検索や追加などの操作を行うための言語です。
このSQLを使ってデータを操作するリレーショナルデータベースに対し、“それ以外のデータベース”を意味する言葉として、“NoSQLデータベース”という言葉が生まれました。ちなみに、NoSQLデータベースの種類としては、カラム型データベース、ドキュメントデータベース、グラフデータベースなどがあり、NoSQLデータベースはこれらの総称です。
さて、「あらゆるシステムで利用されている」といっても過言ではないリレーショナルデータベースと、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)領域で脚光を浴びているNoSQLデータベースの違いについてですが、実は「SQLが利用可能かどうか」は大して重要ではありません。
NoSQLデータベースにおける特筆すべき特徴は、「スキーマレスのデータを格納できる」という点にあります。
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