マイクロソフトの組み込み/IoT機器向けOS「Windows Embedded/IoT」の導入メリットとは? 第3回では「Windows 10 IoT Core/Core Pro」を取り上げ、CoreとCore Proエディションの違いや商用利用、組み込み/IoT機器開発における活用ポイントを解説する。
前回「多機能化される機器開発に最適な『Windows 10 IoT Enterprise』」では、PC向けWindows OSと互換性のある「Windows 10 IoT Enterprise」が多機能・高機能化された機器に向いていることを説明しました。
その一方で、Windows IoTの製品群には、より小型・低コストな機器開発に向いている「Windows 10 IoT Core」エディションも用意されています。
従来のWindows Embeddedが、組み込み機器メーカー向けに限定されたOSであったのに対し、Windows 10 IoT Coreは“無償で使えるWindows”であり、組み込み業界以外にも「メイカー(MAKER)」と呼ばれる“個人のモノづくり”を楽しむ人や一般ユーザーからも大きな注目を集めています。そのため、Windows IoT Coreに関しては、インストール手順や技術情報を紹介した記事がメディアなどに数多く掲載されています。
こうした状況に対し、Windows 10 IoT Coreの商用での利用についてや有償版の「Windows 10 IoT Core Pro」エディションに関する情報は非常に少なく、商用製品の開発を検討される際に、困っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「Windows 10 IoT Core/Core Pro」を取り上げ、CoreとCore Proエディションの違いや商用利用、組み込み/IoT機器開発における活用ポイントを解説していきます。
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