これから先、ウェアラブルデバイス市場はどのように成長していくのだろうか? 矢野経済研究所が発表したウェアラブルデバイス市場に関する調査結果の内容を基に、2015年の実績、2016年の見通し、そして2020年の将来予測について見ていこう。
iPhoneと連携できるスマートウォッチ「Apple Watch」が発売されてから約1年が経過した。それ以前にもAndroid搭載スマートフォンと連携可能な「Android Wear」が市場に流通していたが、アップルが満を持して投入したApple Watchは発売当時、多くのメディアにも取り上げられ、広く一般にスマートウォッチ、身体に装着するデバイス=ウェアラブルデバイスという存在を身近なものにした。
従来の腕時計と比較した場合、“バッテリーの持ち(駆動時間)”や“耐用年数”などの課題もあるが、スマートフォンの通知を表示したり、スマートフォンの機能やアプリを呼び出したりなど、スマートフォンと連携した新たな利用シーンが生まれ、業務での利用についてもさまざまな研究開発、実証実験が行われている。
また、スマートウォッチのように腕などに装着して使用するスマートバンド(活動量計や睡眠計などの機能を持つ)は、健康志向の高いビジネスマンやシニア層などに受け入れられ、さまざまなメーカーが参入。最近ではメガネブランドのJINSから目の動きから集中や眠気などを検知できるメガネ型ウェアラブルデバイス(スマートグラス)「JINS MEME」が登場したことも記憶に新しい。
このように近年多くのウェアラブルデバイスが登場しているが、これから先、ウェアラブルデバイス市場はどのように成長していくのだろうか?
矢野経済研究所が2016年5月16日に発表した、ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果の内容を基に、2015年の実績、2016年の見通し、そして2020年におけるウェアラブルデバイス市場の将来予測について見ていこう。
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