ヤマザキマザックは、北米で3000台以上の納入実績を持つ、高圧スルークーラントシステム「SUPERFLOW V30C-J」を日本国内で生産・発売する。
ヤマザキマザックは2016年2月22日、北米で3000台以上の納入実績を持つ、高圧スルークーラントシステム「SUPERFLOW V30C-J」を日本国内で生産・発売すると発表した。同社の米国法人マザックコーポレーションが開発したもので、既に国内の社内設備で導入している。
高圧スルークーラントは、クーラントを切削工具の加工点に集中的に供給することで、切削加工時に発生する熱を分散させる。これにより、高熱による切削工具の刃先摩耗を低減し、切削速度を高めて生産性を向上できる。また、切削加工で発生する切りくずを高圧によって排除するため、切りくずによる加工面のダメージや、絡みつきによる機械停止を防止するという。
SUPERFLOW V30C-Jは、同社が開発した専用のインタフェースを搭載。工作機械本体と容易に連携でき、Mコードによってクーラント圧力を0〜7MPaの範囲で設定/制御できる。
さらに、ダイヤフラム式ポンプや高いろ過性能を備えたサイクロン式フィルタを採用している。内部へのスラッジ混入などによるポンプの劣化を抑え、フィルタ交換などの保全作業を低減した。
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