凸版印刷は、白黒赤の3色表示切り替えが可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイを開発。レール型電子棚札に適応し、2018年度の実用化を目指す。
凸版印刷は2016年3月8日、従来の白黒表示に、赤色を加えた3色表示切り替えが可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイを、「国内で初めて」(同社)開発したと発表した。
同製品は、スーパーマーケットやドラッグストアなどの店頭売価表示での利用を想定したもので、レール型電子棚札(ESL:Electronic Shelf Label)に最適なフレキシブル電子ペーパーディスプレイである。
同社は2015年3月に、白黒表示のフレキシブル電子ペーパーディスプレイをレール型電子棚札へ適用。小売業界に向け、棚の前面を表示エリアとし有効活用し、価格表示だけでなく、販促情報や陳列指示などの表示も行える電子棚札として、新たな用途提案を行ってきた。その一方で、小売業界では店頭での訴求力を高めるため、棚札を白黒だけでなく、赤色でも表示させたいという要望が上がっていたという。
今回開発した白黒赤の3色表示切り替えが可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイは、こうした小売業界からのニーズに応えるものである。
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