デジタルは通信機器RFIDシステム「OsiSense XG」シリーズを発売。表示器とダイレクトに接続することで、上位PC/PLCとのプログラムレス通信が可能となる。
デジタルは2016年2月8日、人やモノの情報を管理する通信機器RFIDシステム「OsiSense XG」シリーズを発売した。HMIをはじめ、メーカーや機種を問わず上位PCやPLCとダイレクトに接続できる。
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RFIDシステムは、電子タグと呼ばれる記憶媒体に、非接触で情報の読み書きが可能なシステムだ。IoT(モノのインターネット)導入に貢献する機器として近年注目を集め、入退出管理、食品の品質トレーサビリティ、物流現場での自動仕分けなど、幅広い現場で実用化が進んでいる。
OsiSense XGシリーズは、リーダ/ライタ、アンテナ、コントローラーが一体化したRFIDシステムとなる。表示器とダイレクトに接続することで、上位PC/PLCとのプログラムレス通信が可能。設備内のコントローラーに制限されることなく、全ての情報を上位PCに上げることができる。コントローラー通信は、イーサネット/シリアル通信に対応。電子タグは国際標準仕様ISO15693-14442 A/Bに準拠し、HF帯13.56MHzに対応した。
ラインアップは、スマートアンテナが交信距離20〜100mmの「XGCS850C201」「XGCS8901201」、10〜70mmの「XGCS410B101」の3種で、電子タグは6種。アンテナタイプは、XGCS850C201/XGCS8901201が80mm角、XGCS410B101がφ22mm穴に取り付け可能な小型の40mm角となる。参考標準は、スマートアンテナが8万5000円から、電子タグが800円からとなっている(いずれも税別)。
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