IARシステムズは、ルネサス エレクトロニクスのIoT機器向け設計基盤「Renesas Synergyプラットフォーム」に向け、同社統合開発環境「IAR Embedded Workbench」を「EWARM-RS」の名称で提供する。
IARシステムズは2016年2月24日、ルネサス エレクトロニクスのIoT機器向け設計基盤「Renesas Synergyプラットフォーム」に向け、同社統合開発環境「IAR Embedded Workbench」を「EWARM-RS」の名称で提供すると発表した。既にテスト提供は開始されており、公式リリースは同年6月を見込む。
EWARM-RSはRenesas Synergyプラットフォームのみで利用可能なIAR Embedded Workbenchの特別版という位置付けで、Synergy Software Package(SSP)の保証対象。導入に際しては、Renesas Synergyギャラリーにてライセンスを契約することで全ての機能やサービスにアクセス可能となる。
特別版といっても主要な機能に変化はなく、C/C++コンパイラ・デバッカに解析ツール(C-STAT、C-RUN)も含まれる。SPP対象であることからEWARM-RSのメンテナンスおよび技術サポートはルネサスエレクトロニクスを通じて受けることが可能であり、有効なライセンスを有する企業であれば開発シート数に関係なく利用することができる。
» 組み込みソフトウェアの「品質」とは何か
» 組み込み機器でもコードを信用するな――IoTセキュリティの「いま」と「対策」
» 製造業大手15社に聞いたIoT導入の“いま”、求められる技術者像も多様化
» IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。