The Linux Foundationは、IoT(Internet of Things)デバイス向けリアルタイムOSを開発するオープンソース協業プロジェクト「Zephyr Project」を発表した。
The Linux Foundationは2016年2月17日(米国時間)、IoT(Internet of Things)デバイス向けリアルタイムOS(RTOS)を開発するオープンソース協業プロジェクト「Zephyr Project」を発表した。
既に、インテル(アルテラ、ウインドリバー含む)、NXPセミコンダクターズ(フリースケール・セミコンダクタ含む)、シノプシスなどが早期に同プロジェクトを支持。今後、他の参加企業や開発者を募りながら、IoTデバイス向けに最小のフットプリントをサポートし、カスタマイズ可能なオープンソースの組み込み用RTOSの開発を推進していくという。
IoTデバイスのシステム構築において、モジュール性とセキュリティは重要な条件となる。同プロジェクトでは、特にセキュリティを重視し、セキュリティ専用のワーキンググループや専任セキュリティメンテナーを置く計画があるという。また、広範な通信やネットワークへの対応にも努め、当初よりBluetooth、低消費Bluetooth(BLE)、IEEE 802.15.4をサポートし、今後もさまざまな通信/ネットワークサポートを拡充していく計画であるとしている。
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