NSW/PTC/HPE ファクトリーIoT スモール・スターター・パッケージ
工場IoTは小さく始めて、大きく育てる――少ない初期投資で着実な導入を支援(2/2 ページ)
データを外に出したくない工場でも安心して始められる
同パッケージの特長を整理してみると、(1)POVの段階で大幅な投資が不要、(2)初期の立ち上げ支援を受けられる、(3)自社で発展的・継続的な開発が可能(ノウハウを自社内で蓄積可能)、(4)工場内だけでなく社内システム/業務アプリケーションとの接続も可能、(5)デジタルデータ活用を見越した拡張性などが挙げられる。
買い取りでの販売にも応じるとのことだが、基本的には年間利用で月額50万円からのレンタルでの展開を想定しており、導入企業側にとってもPOV段階で大規模な投資をしなくて済むというメリットがある。また、NSWによる1カ月間のシステム立ち上げと1年間のプロジェクト支援により、初期の立ち上げがスムーズに行え、ThingWorxを用いた開発のノウハウなども学ぶことができる。そうしたレクチャーにより、その後は自社内で開発が可能となり、PDCAを回しながらシステムを改善していく取り組みが行え、自社内でのファクトリーIoTに関するノウハウの蓄積も期待できる。
また、同パッケージの場合、Edgeline EL1000 Converged IoT Systemの中に全て必要な機能が組み込まれているため、IoT導入でよくあるクラウド接続をすることなく(社外にデータを出すことなく)、ファクトリーIoTの効果を安全に検証できるという。その他、オプションサービスが用意されており、さまざまな産業用プロトコルに対応したPTCの「Kepware KEPServerEX」や、耐環境性能などを備えるHPEの「Edgeline EL10/EL20」、NSWの「リモートVPNサービス」「リモート監視サービス」なども用意されている(オプションサービスの提供方式は検討中とのこと)。
プロジェクト支援サービスとアプリの作りやすさで差別化
既に世の中には、IoT導入の構築支援サービスなどが多数存在する。そうしたものと比較した場合、どのような点が差別化ポイントになるのか。PTCジャパン 執行役員 専務の宮川公延氏は次のように説明する。
「われわれのパッケージの優位性は、なんといってもNSWによるプロジェクト支援サービスが含まれている点にある。単なる導入・環境構築ではなかなか次のステップに進めない。ファクトリーIoT スモール・スターター・パッケージでは、ファクトリーIoTの価値を検証できることに主眼を置いている。またパッケージと呼んでいるが、入れて終わりではない。ThingWorxが持つアプリケーション開発のしやすさが発展性をもたらす。一緒に初期の立ち上げまで行った後は、自分たちでPDCAのサイクルを回しながらブラッシュアップし、拡張していける。これはThingWorxの強みでもある。自分たちでファクトリーIoTの取り組みを回して、そのノウハウを蓄積できるという点からも日本の製造業にマッチしているといえる」(宮川氏)。
最後に、同パッケージの構成を示す。
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