金型設計者に高い柔軟性を提供する3次元CAD/CAM統合ソリューション:ZWSOFT ZW3D 2017 SP
中国のZWSOFTは3次元CAD/CAM統合ソリューション「ZW3D 2017 SP」を発表した。
中国のZWSOFTは2017年8月、3次元CAD/CAM統合ソリューション「ZW3D 2017 SP」を発表した。
◎編集部イチ押し関連記事
3D CAD導入とその効果 設計業務改革の今
» ボトムアップ設計からトップダウン設計へ、EIZOが新開発プロセスの採用で革新
» 限界の先を目指し進化を続ける「SOLIDWORKS」、CEOが語る4つの戦略とビジョン
» IoTやARとの連携を強化し、イノベーションと品質向上をもたらす次世代3D CAD
ZW3D 2017 SPでは、新たにトランスレーターをアップグレードした。CATIA V5-6R2016/NX11/Creo 3.0/Solidworks 2017/SolidEdge ST9/Inventor 2017などCADフォーマットをサポートする。また、1つの3Dモデルをさまざまなファイル形式に一度にエクスポートしたり、複数のオブジェクトを指定された形式に書き出せるため、作業時間が大幅に削減する。
モデリング機能の操作性も向上している。オブションの「単独表示」により、オブジェクトを簡単に表示できる。オブジェクトやコンポーネントを効率的に検索可能で、表示/非表示にする時間が短縮する。変数はドラック&ドロップで並び替えでき、ロックまたは非表示にすることも可能だ。
また、新たにインチ規格のDMEモールドベースと標準部品ライブラリを提供。金型設計で利用可能な選択肢がより多くなった。
5軸ミーリングは改善が図られ、CAMモジュールに5軸の「点制御」と3〜5軸までのアンダーカットを含む、Zレベルとオフセット3Dの2つの5軸制御タイプを追加。これにより、バックオフ形状をより効率的に加工できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 専用モデリングとCAM機能を強化した国産3次元統合CAD/CAMシステムの最新版
日本ユニシス・エクセリューションズは、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の新バージョンである「CADmeister V12.0」の提供開始を発表した。 - 製造部門との円滑な設計情報連携を実現する機械装置設計向け3D CAD
富士通は、設計情報を蓄積および活用する機能や、製図機能を強化した機械装置設計向け3次元CADソフトウェア「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX」の最新バージョン「iCAD SX V7L6」を発表した。 - トポロジー最適化した形状をそのままCAD上で編集できる「Solid Edge」の最新版
シーメンスPLMソフトウェアは、3次元設計ソリューション「Solid Edge」の最新バージョンである「Solid Edge ST10」の機能強化に関する記者説明会を開催した。「設計」「解析」「製造」「技術文書作成」「データ管理」「コラボレーション」に関する機能が強化されているという。 - PTCが3D CADの歴史を振り返る――「Creo」の前身「Pro/ENGINEER」が生まれ、今に至るまで
3D CAD発展の歴史と、PTCの3次元設計ソフトウェア「Creo」の注目機能について、PTCジャパン 製品事業部 CADセグメントディレクターの芸林盾氏がやさしく解説する。 - モノづくり環境の変化を受け「Fusion 360」の商用展開を強化――無償ライセンス提供も継続
オートデスクは、クラウド利用に対応した製品設計開発プラットフォーム「Autodesk Fusion 360」とその関連製品の販売体制を強化していく。個人での利用および年間売り上げが10万米ドル未満の企業は、従来通り無償で利用できる。