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» 2017年04月28日 09時00分 UPDATE

製造業アンケート:製造業大手15社に聞いたIoT導入の“いま”、求められる技術者像も多様化 (1/2)

いまこそIoT導入のタイミングと考える製造業は多いと思われるが、実際にはどうなのだろうか? 製造業大手15社のIoT導入の“いま”と、IoT導入で顕在化した求められる技術者像をアンケートで探った。

[渡邊宏,TechFactory]

 製造業におけるIoT(Internet of Things)の導入や活用が近年、盛んに言及されるようになっている。製造業においては生産性の向上やコストダウン、深刻になる人手不足、迫られるグローバル展開など課題は山積しており、その解決手段の1つとして、「生産現場へのIoT導入に踏み切るべきタイミングが到来した」と考える企業も増えている。

 加えてIoT導入にまつわる周辺環境も変化している。IoT導入を支援する企業や、容易な導入を可能にするIoTソリューションも多く登場しており、意志さえ示せば導入そのものはさほど困難ではない。しかし、生産現場への新要素導入はそう簡単なものではない。何よりも目的の明確化と運用担当者など人的側面を含めた運用リソースの確保がなされなければ、「導入しただけ」という事態に陥ってしまう。

 そこで、TechFactoryでは国内に生産拠点を持つ自動車メーカーや電機メーカーなどを対象に、「自社へのIoT導入の状況」および「IoT時代に求められる技術者像」に関するアンケートを実施した。回答は大手電機メーカーや自動車メーカー、半導体ベンダーなど15社から得られた。


 IoTの導入については試験運用中を含めた導入済みが過半数を占め、積極的な姿勢の企業が多いと判明したが、IoT導入ならび運用に際して求める人材としては「ネットワークセキュリティに精通した人材」「ICTスキルに長けた人材」などを求める声があり、IoT時代の製造業にとって求める人材像も変化していることが伺える。

IoT導入に積極姿勢が9割超える

 自社へのIoT導入に関しては試験運用中を含め、導入済みと回答した企業が過半数であり、検討中を加えれば9割近くの企業が何らかのかたちでの導入に前向きであることが分かった。

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