特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2016年09月08日 09時00分 UPDATE

IoTスペシャリストを目指そう(5):第5問 センサーと組み込みシステム (1/2)

IoTプロジェクトを計画・推進するには、技術から法律まで幅広い知識が求められます。本連載ではIoT検定制度委員会監修の下、IoT関連の知識・スキルアップに役立つ問題を出題し、その解答を詳しく解説していきます。今回のテーマは、センサーと組み込みシステムについてです。

[IoT検定制度委員会,TechFactory]

 IoT(Internet of Things:モノのインターネット)というと、センサーで測定・取得した無数のデータをネットワークを介して、クラウドやサーバに収集・蓄積し、それらを処理して新たな価値創造につなげる――といった利用が考えられます。例えば、農業分野であれば、田畑の温度、湿度などをセンサーで測定し、クラウドで「見える化」することで生産効率の向上に役立てるといった利用が考えられます。

 このようなIoTシステムには、どのような機能が要求されるのでしょうか。

 一般的には、低消費電力(バッテリー駆動)で、温度センサー、湿度センサー、照度センサーなどを搭載し、携帯電話通信網でネットワーク接続ができる機能を備え、各種制御をCPUが担うといった機能(構成)が求められるでしょう。この例のように、“田畑の状況を見える化する”といった特定の目的を持って作られる機器や装置のことを「組み込みシステム」と呼びます。

センサー(組み込みシステム)で取得したデータを携帯電話通信網を介してクラウドにアップロードし、見える化するまでの流れ 図1 センサー(組み込みシステム)で取得したデータを携帯電話通信網を介してクラウドにアップロードし、見える化するまでの流れ

 組み込みシステムは、特定の目的に特化したシステム(機器)を指しますので、家庭内で用いられる電化製品(テレビ、洗濯機、電子レンジなど)のほとんどが、組み込みシステムといえます。

組み込みシステムの入出力

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