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小さくても高性能、個人利用も意識したフルカラー3DプリンタをXYZが投入:第1回 次世代3Dプリンタ展
XYZプリンティングジャパンは「第1回 次世代3Dプリンタ展」に出展し、FFF(熱溶解樹脂積層)方式フルカラー3Dプリンタの新製品「ダヴィンチ Color mini」を発表した。本体サイズの小型化と低価格化を実現しながらも、高精度なフルカラー造形が可能だという。
台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingの日本法人であるXYZプリンティングジャパンは「第1回 次世代3Dプリンタ展」(会期:2019年2月6〜8日/会場:東京ビッグサイト)に出展し、FFF(熱溶解樹脂積層)方式フルカラー3Dプリンタの新製品「ダヴィンチ Color mini」を発表した。
同社が2017年に販売開始したフルカラー3Dプリンタ「ダヴィンチ Color」のコンパクト版という位置付けで、本体サイズが507×447×541mm、重量が24kgと、ダヴィンチ Colorと比較して、約2分の1にサイズダウンしている。最大造形サイズは130×130×130mmとなり、体積比で約半分の小型化を実現しながらも十分な造形サイズを確保する。なお、積層ピッチは0.1〜0.4mmで、最大印刷速度は毎秒170mmである。
販売価格(税別)は送料込みで24万8000円。2019年4月から順次出荷を開始する。既に同社公式オンラインショップにて予約を受け付けており、同年4月以降はECサイトや販売代理店サイトでの販売も予定する。
小型化・低価格化を両立させつつ、高精度なフルカラー造形が可能に
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