Arm、高性能モバイルデバイス向けプロセッサIPスイートを発表:性能と効率が向上
Armは、高性能モバイルデバイス向け最新プロセッサIPスイートを発表。「Arm Cortex-A76 CPU」「Arm Mali-G76 GPU」「Arm Mali-V76 VPU」で構成され、AR、VR、AI、MLの処理性能や生産性を向上し、より高品質なUHDコンテンツ視聴を可能にするという。
Armは2018年5月31日、高性能モバイルデバイス向け最新プロセッサIP(半導体設計資産)スイートを発表した。「Arm Cortex-A76 CPU」「Arm Mali-G76 GPU」「Arm Mali-V76 VPU(ビデオプロセッサ)」で構成され、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、AI(人工知能)、ML(機械学習)の処理性能や生産性を向上し、より高品質なUHD(Ultra HD)コンテンツ視聴を可能にする。
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Cortex-A76は、「Arm DynamIQ」の技術をベースに新しいマイクロアーキテクチャを採用。前年比で性能が35%、電力効率が40%、エッジ側のAIおよびML演算性能が従来の4倍に向上している。ノートPCクラスの性能を持ち、バッテリー駆動時間も長く、PCやスマートフォンの応答性、セキュリティに関して優れた性能を発揮する。
Mali-G76は、前世代比で面積当たりのグラフィックス性能が30%、エネルギー効率が30%、ML演算性能が2.7倍向上。ハイエンドゲームやML、AR、VRを取り入れた高性能アプリケーションの開発を支援する。
Mali-V76は、最大60フレーム秒のUHD 8Kデコード、4画面4Kストリーミングに対応する。フルHDでは最大16画面のストリーミングを同時に実行可能だ。ビデオ会議をしながらの録画や、映画など4Kコンテンツの4画面同時再生もできる。
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