デジタル化の流れは“靴づくり”の世界にも浸透しつつあります。
地下足袋型トレーニングシューズ「hitoe」を製造、販売する老舗の地下足袋メーカー丸五(岡山県倉敷市)も靴づくりのデジタル化に取り組む1社。
「地下足袋の良さを多くの人に届けたい」という思いからhitoeを開発。新たな製法との出会いやデジタル化への挑戦を推し進め、製品化を実現したといいます。
そんな丸五の開発ストーリーを、ダッソー・システムズ主催の「3DEXPERIENCE Forum Japan 2018」のユーザー事例講演で聞いてきました。詳しい内容は、レポート記事「地下足袋メーカーが考えたトレーニングシューズ、その製品化と未来の靴づくりを支えるデジタル技術」をご覧いただくとして、ここでは“靴づくりのデジタル化”にフォーカスして、ほんの少しだけその内容を紹介したいと思います。
3Dデータ中心の製品開発は靴づくりに何をもたらすのか?
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