「3DEXPERIENCE CATIA」とは何か? ダッソー・システムズが解説:CADは“Cognitive Augmented Design”へ(1/3 ページ)
ダッソー・システムズが提唱する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」上で動作し、3D CADデータ資産を設計だけでなく、解析、製造、マーケティングといった領域にまで拡大して、その価値を最大化できる「3DEXPERIENCE CATIA」とは何か? ダッソー・システムズ主催の「CATIA勉強会」の内容を基に解説する。
「3DEXPERIENCE CATIA」とは
ハイエンド3D CADの代表格「CATIA」を知らない設計者はおそらくいないだろう。フランスのDassault Systemes(ダッソー・システムズ)が開発する3次元設計環境で、航空宇宙や船舶、自動車といった大規模アセンブリの設計開発において、多くの企業が採用している。
もともとCATIAは、戦闘機「ミラージュ」の製造で知られるDassault Aviation(ダッソー・アビアシオン)が自社航空機の設計のために開発したソフトウェアで、その開発部隊を母体に、1981年に設立されたのがダッソー・システムズである。
詳しいCATIAの歴史に関しては、「上流工程の全てが『CATIA』に詰まっている! 気軽に導入できるクラウド版も」をご覧いただくとして、本稿ではメディア向けに開催された「CATIA勉強会」の内容を基に、「3DEXPERIENCE CATIA」のコンセプトや代表的な機能について紹介する。
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