ニュース
NIから分散テスト・計測システム管理に特化したアプリケーション:NI SystemLink
日本ナショナルインスツルメンツが、分散テスト・計測システム管理向けソフトウェア「SystemLink」を発表した。同社および他社製品をベースとする分散テスト・計測システムの接続、実装、管理に対応する。
日本ナショナルインスツルメンツは2018年5月17日、分散テスト・計測システム管理向けソフトウェア「SystemLink」を発表した。同社および他社製品をベースとする分散テスト・計測システムの接続、実装、管理に対応する。
同ソフトウェアは、接続デバイスやソフトウェア、データをWebベースで一元管理する中央集約型のインタフェースを特長とする。分散ソフトウェアの一元管理やソフトウェアの実装プロセスの最適化、リモートデバイスの構成・診断の実行などの機能を備え、運用効率の向上や保守コスト削減が見込めるという。
また、健全性監視やアラーム管理と通知、校正データの自動検出などにより、システムの健全性および性能を管理し、システムの安定稼働が可能になる。
データの視覚化にも対応。Webダッシュボードを容易に作成できる他、任意のWebブラウザからデータへのアクセスを可能にするインタフェース「LabVIEW NXG WebVI」を提供するなど、データの可視化・活用機能や、自動テスト管理機能などを搭載している。
他社製のソフトウェアとはワークフローの各要素で相互運用性を備えており、コードやIPの再利用性を高めることができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 新「LabVIEW NXG」はテストの自動化を進める、他社製計測機も自動認識
日本NIがシステム開発設計ソフトウェア「LabVIEW NXG」の最新版を提供開始した。他社製品を含む計測機の自動認識やスマホからのデータ閲覧対応などといった機能強化が行われており、よりスマートなテストを可能としている。 - “技術の尻尾”を計測で捕まえるには
NIの「LabVIEW」は計測制御分野の開発環境として広く使われているが、進歩する技術に追従するため、ついに次世代製品「LabVIEW NXG」が投入された。「プログラムレス」をうたうLabVIEW NXGについて、日本NIが説明会を開催した。 - 計測データから有用な情報を引き出す自動化ソリューション
日本ナショナルインスツルメンツは、エンタープライズ向けのソフトウェアソリューション「Data Management Software Suite」を発表した。計測データから有用な情報を迅速に引き出す自動化ソリューションだ。 - IIoTの研究施設を開設、主要関連企業との連携促進とイノベーション創出を図る
NIは、オースティン本社にインダストリアルIoTの研究施設「NI Industrial IoT Lab」を新たに開設。異なる専門性を有する企業/団体が複数参加し、マイクログリッドの制御や通信、製造向けの高度な制御、設備の予知保全といった分野への取り組みを重点的に進めていくという。 - 自動運転時代の車載ソフトウェアテスト“3つの課題”
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、ユーザーイベント「NIDays2016」で会見を開き、自動運転時代の車載ソフトウェアテストの手法について説明した。