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間違いだらけの組み込み系品質管理、面倒な品質管理を楽しむコツIoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(8)(2/4 ページ)

ソフトウェアの品質管理はつらくて面倒だ。品質計測や品質制御は効果をすぐに実感できるが、品質管理の効果は後でしか得られない。「面倒だが後が楽になる」と分かってはいても面倒は面倒である。こんな品質管理を楽しくする方法はあるのだろうか。

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品質管理に萌える

 品質管理はパワーの源であり、大事なものである。それは認めるにしても、苦しみながら品質管理をしたくない。ではどうするか。苦しみを楽しみに昇華する手段を考えるべきだ。

 多くのエンジニアが日記を書くのを好まず、スケジュールも書くのは面倒だと思っている。ましてや、自分や他人の品質を管理するのは苦しみでしかない。しかし、その一方でエンジニアは自分の好きなものは徹底的に管理する。どんな手間も惜しまずに完全に管理する。Excelで管理するだけでは飽き足らず、自らデータベースを立てて管理すること珍しくない。

 さらにそれをオープンデータにし、リンクトデータにして、誰が見るかも考えず喜んで公開する。エンジニアは管理するのが本能的に嫌いなのではなく、萌える動機さえあれば、管理することにも喜びを感じる生き物である。しかし品質データには管理する喜びを感じないエンジニアは多い。

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