3Dソリッド編集やモデリングツールを強化した汎用2D/3D CAD「CorelCAD 2018」:コーレル
コーレルは、WindowsおよびmacOSに対応する汎用2D/3D CADソフトウェア「CorelCAD 2018」の販売を開始した。
コーレルは2017年12月6日からCADソフトウェア「CorelCAD 2018」を販売開始した。同製品はWindowsおよびmacOSに対応する汎用(はんよう)の2D/3D CAD。ライセンス販売価格は6万9000円。アップグレード版が3万4000円、学生が対象のアカデミック版が6900円。DWG、STL、PDF、CDRなどの業界標準ファイルフォーマットをサポートする(STLはエクスポートのみ)。同製品では新たに「AutoCAD R2018」のDWGネイティブファイル展開に対応した。
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同製品は3Dソリッド編集およびモデリングツールを強化。あらかじめ登録されたプリミティブ(基本形状)を利用して、ブーリアン演算など利用して直感的なモデリングが行える。作画機能としては「らせんツール」を追加。ばね状やらせん階段状など、2Dと3Dのらせん形状が作成できる。また選択したオブジェクトをソース画層ではなくアクティブ画層に素早くコピー可能にした。
さらに「ExportTable」を新たに追加。CSVでエクスポートすることで、CSVファイルをMicrosoft Excelやデータベースアプリケーションにインポートできる。
タブレット端末やスマートフォンに対応する「CorelCAD モバイル」も提供予定だ。2D作図ツール、編集ツール、3D表示ツール、注釈機能などが利用できる。
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