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設計力の低下、設計品質問題に悩んだら「設計者CAE」の導入を検討しよう:設計者CAEは普通の解析と何が違う?(2)(1/2 ページ)
「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。連載第2回では、CAEに対する期待と現実のギャップ、CAEに対する誤解を解説するとともに、設計品質問題を取り上げ、設計者CAEを活用すべき意義について紹介します。
3D CAD推進者やCAE推進者の方々であれば、「設計者CAE」という言葉をよく使う/よく聞くと思いますが、普段CAEを使用していない設計者や経営層にとっては、決してなじみ深い言葉とはいえません。
そのためなのか、(解析を実運用している方の)ステークホルダーはCAEシステムに対して過大評価をしがちなのですが、そうした期待値と実情にはギャップがつきものです。図1は、筆者がCAE推進者として実際に感じたものをリスト化したものです。皆さんの環境でもステークホルダーから見るCAE、とりわけ設計者CAEに対しては、このような意見が聞かれるのではないでしょうか。
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