CAE技術と非接触計測技術を融合し、高精度な性能評価サービスを提供:構造計画研究所/MSYS ARAMIS
構造計画研究所は、丸紅情報システムズと、非接触光学式3Dひずみ/変形測定機「ARAMIS」(ドイツGOM製)の代理店販売契約を締結した。
構造計画研究所は2017年6月、丸紅情報システムズと、非接触光学式3Dひずみ/変形測定機「ARAMIS(アラミス)」の代理店販売契約を締結したと発表した。ARAMISはドイツの光学式3D計測機器メーカーGOMが開発した製品で、丸紅情報システムズが国内総販売代理店をしている。
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ARAMISは、非接触計測技術「デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)」を搭載し、対象表面のひずみや変位をリアルタイムで測定する。計測した結果は、ひずみ/変形量の3Dカラーマップ、アニメーション、グラフとして表示・出力できる。
自動車/航空宇宙/エネルギー業界では近年、軽量で強く、耐久性に優れた新材料へのニーズが増加している。一方で、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)や樹脂、ゴムなどの新材料は、従来の金属材料に比べて解析モデルの構築が困難で、シミュレーション(CAE)による効率的な検証が難しいとされていた。
構造計画研究所は、同社のシミュレーション技術とARAMISの非接触計測技術を組み合わせることで、新材料の物性取得やシミュレーションの妥当性を迅速に検証するなど、高精度な性能評価サービスを提供していく。
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