連載
ソフトウェアテストの未来(後編)――テストが開く明日への扉:IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト(11)(4/5 ページ)
AIが一般化してもソフトウェアテストを取り巻く環境は厳しいままなのだろうか?ソフトウェアテストの過去をひもときながら、その未来を予想する。完全自動のテスト、あるいはテストのいらないプログラミングは実現するのだろうか。
近未来のソフトウェアテスト
夢物語はここまでにして、遠い未来でなく、近い未来でのソフトウェアテストについて見ていくことにする。
ソフトウェアテストのあるべき姿のために
ここではここ数年で訪れるであろう、近未来のソフトウェアテストを見ていくことにする。これには今でも実現可能なものから、近い未来に期待するものまである。図3にこれからのテストのあるべき姿のために必要なものを示す。
統計
なぜソフトウェアテストに統計が出てくるのか不思議に思うかもしれないが、前回でAIのテスト技術者のあるべき姿として、統計を使いこなせることであると紹介しているので、参照してほしい。AIやIoT、ビッグデータのテストでは、非決定的な動作結果の正当性を推測するには統計的な分析(主観評価も含む統計的な分析)が必要である。
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