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産業機器にLinuxの風、なぜルネサスがLinuxを「推す」のかルネサス 産業向けルネサスマーケットプレイス(3/3 ページ)

マイコン性能が向上し、生産機器の「つながる化」が求められている中、産業機器へのLinux搭載が脚光を浴びている。ルネサスは対応チップ提供のみならず、マケプレの開設で産業機器へのLinux搭載を“推し”ていく。

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Synergyとの関係性、そして海外展開

 マイコンベンダーがOSと開発ツールをフォローすることはそう珍しいことではないが、OSSであるLinuxとその上で動作するソフトウェアの動作までを保証することはあまり例がない。ルネサスといえば車載マイコンというイメージが強いが、マーケットプレイスからは産業機器への浸透を一層強くしていこうという意図が感じられる。

 それだけに、マーケットプレイスには参加者(社)の早急な増大が必須であろう。「RZ/Gを用いた製品開発に必要な全てを用意する」という目的がある以上、ソフトウェアの充実はもちろん、ここに来れば開発に必要な情報が全てそろうという網羅性も欠かせなくなるからだ。参加企業については現在30社以上と交渉を持っており、2017年10月に予定する海外展開(多言語展開)に備えて販売パートナー企業とも話を進めている。

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ルネサス エレクトロニクス ICT・ソリューション事業部 RZ HMIソリューション部 大岩恵司氏

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