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ADIが中国の電力配送会社と共同研究、その背景と狙い:大原雄介のエレ・組み込みプレイバック(1/2 ページ)
エレクトロニクス業界の2016年12月にM&Aのような大きなニュースはなかったが、ADIが中国の電力配送会社と共同研究を開始すると発表した。中堅イメージのあるADIの将来を見据えた取り組みの狙いとは。
静かだったエレクトロニクス業界の2016年末
エレクトロニクス業界の2016年12月にはあまり大きなニュースがなかった。
産業界全体へと視野を広げれば、ノルウェーのSmåkraftとNGK(Norsk Grønnkraft)という2つの水力発電会社が合併、ドイツのLindeが米Prazairを買収(どちらも産業用ガスの大手)、中国のCGN(General Nuclear Power Company)がアイルランドの風力発電会社であるGaelectricを買収といった話題もあったが、ちょっと本稿には無縁の話である。
そこで少々小粒ではあるが、2016年12月1日にAnalog Devices(以下、ADI)より発表されたニュース(Analog Devices and China Electric Power Research Institute Collaborate to Improve Reliability of Smart Substations)をご紹介したい。
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