ニュース
「RZ/G Linux」ボードやソフトを一括提供、ルネサスがマケプレ開設:産業向けルネサスマーケットプレイス
産業向けプラットフォーム「RZ/G Linux」の普及促進を狙い、ルネサスが周辺情報やサードパーティーによる認証済みソフトを提供するマーケットプレースを開設した。EC機能も備えており、評価版での評価から対象製品の購入までをワンストップで行える。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は、同社「RZ/G Linuxプラットフォーム」と認証済みパートナー製ソフトウェアや評価ボードなど関連情報を集約し、購入まで行える「産業向けルネサスマーケットプレイス」のサービス提供を2017年4月11日より開始する。
中核となるRZ/G Linuxプラットフォームは、同社が2016年10月に提供を開始した、組み込み機器向けプロセッサと動作検証済みLinuxおよびミドルウェアなどを組み合わせたLinuxプラットフォーム。同社組み込みプロセッサ「RZ/Gシリーズ」と動作検証済みLinuxなどを組み合わせ提供し組み込みLinux機器の開発期間を短縮するものだ。これまでRTOSが多く用いられていた、産業機器でのLinux導入促進を図る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- RTOSからLinuxへの移行を容易に、ルネサスが産業機器向けLinuxソリューション
ルネサス エレクトロニクスが組み込み機器向けプロセッサと動作検証済みLinux、ミドルウェアなどを組み合わせたLinuxプラットフォームを提供開始した。RTOSがまだまだ多く利用されている産業機器のLinux移行を促す。 - エッジへの機械学習実装を加速させる開発環境
ザイリンクスが組み込み機器で機械学習による画像認識を容易に実装する開発環境、「reVISIONスタック」を2017年第2四半期に提供する。 - 自動運転と5Gを視野に入れたモデルベース開発環境最新版
The MathWorksが「MATLAB/Simulink」の最新版「Release 2017a」を提供開始した。新たに自動運転と5Gに関する機能を搭載、Live Editorも強化されさまざまなモデルベース開発を支援する。 - 「顔を見せる」と印刷するハンズフリー認証システム、NECの顔認識エンジンで
NECとシーイーシーは顔認証セキュリティに関する協業を発表、NECの顔認識エンジンとシーイーシーの認証印刷を組み合わせ、“顔を見せる”だけで印刷を開始するハンズフリー認証システムを販売する。 - 業種業界を問わず参照できるIoT向け開発方針を公表
IPA(情報処理推進機構)は、IoT製品の安全性やセキュリティ確保を狙いとした「つながる世界の開発方針」とも呼べる指針を公表した。