協働する「緑のロボット」をロボットハンド付きでレンタル:協働ロボットレンタル
オリックス・レンテックがファナックの「緑のロボット」レンタルサービスを開始した。メカトロニクス専門商社であるダイドーが選定した2種類のロボットハンドを選べる。
オリックス・レンテックは2017年4月3日、提供するロボットレンタルサービス「RoboRen」にて、ファナックの協働ロボットにロボットハンドをセットして貸し出す「グリーンロボットお試しレンタルパック」の提供を開始した。レンタル料金は月額20万8000円(税別)より(CR-4iA電動ハンドタイプ、12カ月契約時)。
このサービスでは、ファナックの産業用ロボット「CR-35iA」「CR-7iA/L」「CR-7iA」「CR-4iA」に、メカトロニクス専門商社であるダイドーが選定したロボットハンドを組み合わせて貸し出す。ロボットハンドは吸着タイプと電動ハンドを選択できる。
対象となっているCR-35iAら4機種は、いわゆる80W規制に対応し、安全柵なしで人と同じ空間で作業できる安全機能を採用した「緑のロボット」。CR-35iAは35kgの高可搬タイプで、CR-7iA/LとCR-7iAは7kg可搬、CR-4iAは4kg可搬のタイプだ。ロボット自体の重量も軽いために移設を台車で行えるなど、作業現場に高い柔軟性をもたらす。
オリックス・レンテックは2016年4月に産業用ロボットレンタルサービスのRoboRenを開始。2017年1月には複数メーカーのロボットを展示したショールーム「Tokyo Robot Lab.」を開設するなど、未導入企業や中小企業へのロボット導入を提案している。ダイドーは産業用ロボットの技術者を社内に有し、年間1500台以上のロボットを販売する専門商社。JR名古屋駅近くには産業用ロボットの実験・教育に利用できる施設を所有している。
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