ニュース
サポートなしで大型造形可能な3Dプリンタ、最大造形サイズは1170×1500×1800mm:アルテック Massivit 1800
アルテックは、イスラエルのMassivit 3D Printing Technologiesが開発した3Dプリンタ「Massivit 1800」の国内販売を開始した。専用材料を使用することで、大型造形時のサポート構造が不要となる。
アルテックは2017年2月、イスラエルのMassivit 3D Printing Technologiesが開発した3Dプリンタ「Massivit 1800」の国内販売を開始した。
Massivit 1800は、Z軸方向に1時間当たり35cm(高さ)の造形が可能で、大型のディスプレイ広告やキャンペーン用立体広告などで利用実績がある。最大造形サイズは1170×1500×1800mm、最大造形重量は150kgだ。
また、Massivit 1800の専用材料「Massivit Dimengel」を使用すれば、大型の造形物を3Dプリントする際に、サポート構造が不要となる。内部が空洞のままでも大型造形物を出力できるため、製作コストや輸送コストの削減につながる。
オプションとして、プリントヘッドを2基搭載するデュアルプリント対応機種もラインアップしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「3Dプリンタ材料」の世界市場規模は、2020年に2000億円超へ
矢野経済研究所は、3Dプリンタ材料の世界市場に関する調査結果を発表した。 - あらゆる試作ニーズに応える新しい3Dプリンタを投入――設計から造形までがよりシームレスに
Stratasysは、米国ロサンゼルスで開催中の「SOLIDWORKS World 2017」において、プロ仕様のラピッドプロトタイピングソリューションとして、FDM方式の3Dプリンタ製品「F123シリーズ」を発表した。コンセプトモデルの作成から設計確認、高度な機能テストまで幅広い用途を想定したもので、造形サイズの異なる3機種がラインアップされている。 - 産業用3Dプリンタ市場が好調――性能向上、新素材開発がさらなる普及を後押し
矢野経済研究所は「3Dプリンタ世界市場」に関する調査結果を発表。その中で2015年の出荷台数実績と、2016〜2019年の市場規模予測について紹介した。 - 国内製造業のアフターマーケット領域での3Dプリンタ導入・活用を支援
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、米3D Systemsの日本法人であるスリーディー・システムズ・ジャパンと、3Dプリンタを用いた経営改革領域における協業を発表した。その狙いとは?