メルマガ読者の皆さま、あけましておめでとうございます。お正月は、たこ揚げ、羽子板、コマ回し……ではなく、新年早々「3Dプリンタ」で子どものためにおもちゃ作りをしていた筆者です。
筆者のように個人で“モノづくり”を楽しんでいる人たちが少なからず存在することは皆さんもよくご存じかと思いますが、かつての“3Dプリンタブーム”の際、勢いで導入してしまい、十分に活用されぬままホコリをかぶっている3Dプリンタが多くみられるのも事実……。子どもと一緒に3Dプリンタでモノづくりを楽しんでいる立場からすると、そうした話を聞くたびに何だか悲しい気分になってしまいます。
素直な発展こそ「3Dプリンタ」の進む道
2016年12月に矢野経済研究所が発表した「3Dプリンタ世界市場」に関する調査結果によると、国内における3Dプリンタ出荷台数の状況としては、2013年下期〜2014年にかけて巻き起こった“3Dプリンタブーム”の反動(理想と現実のギャップ)から、2015年はローエンド機種を中心に出荷数量が大きく落ち込んだそうです。
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