Suite製品の販売終了、今後は建築・製造・エンタメ向けに3つのパッケージを展開:オートデスク Industry Collections
オートデスクは、これまで業界/業種別に提供してきたソフトウェアパッケージ「Suite」の構成と提供方法を見直し、新たに3種類のパッケージ製品「Autodesk Industry Collections」の提供開始を発表した。
オートデスクは2016年8月2日、これまで業界/業種別に提供してきた7種類のソフトウェアパッケージ「Suite」の構成と提供方法を見直し、新たに、複数のソフトウェア、クラウドサービス、技術サポートなどで構成されるパッケージ製品「Autodesk Industry Collections」(以下、Industry Collections)の提供開始を発表した。
Industry Collectionsでは、建築、土木・インフラ業界向けの総合的なBIM/CIMパッケージ「Autodesk Architecture,Engineering&Construction Collection」、プロダクトデザイン、工場レイアウト設計など製造業界向けの総合パッケージ「Autodesk Product Design Collection」、ビジュアルエフェクトやゲーム開発業界向けの3Dアニメーション総合パッケージ「Autodesk Media & Entertainment Collection」の3種類のパッケージを用意。それぞれのパッケージには、複数のソフトウェア、クラウドサービス、技術サポート、管理用ツール、機能強化アップデートなどが含まれる。提供は、利用期間(3カ月、1年、2年、3年から選択)を柔軟に選択できるサブスクリプション方式が採用され、アクセス権はシングルユーザー(個人)またはマルチユーザー(共有)から選択できる。また、各業界で必要となる専門的な機能や特殊なニーズに対応するため、3種類のパッケージとは別に、シミュレーションやデータ管理ツールなどのソフトウェアおよびクラウドサービスを追加購入することも可能である。
なお、Industry Collectionsの販売開始に伴い、従来のSuite製品の販売は同年7月31日をもって終了しているが、同製品のサブスクリプションおよび保守プランを利用中のユーザーは引き続き機能アップデートが提供されるという。
以下、Industry Collectionsの各パッケージの構成内容および販売価格を示す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自動車向けデザイン支援ソフトウェアの2017年版を発表
オートデスクは、自動車向けのデザイン支援ソフトウェア「Autodesk Alias」および「Autodesk VRED」の2017年バージョンを発表した。 - 操作性、接続性、描画性能が向上した「AutoCAD」最新版を期間ライセンスで提供
オートデスクは「Autodesk AutoCAD 2017」「Autodesk AutoCAD LT 2017」をサブスクリプションライセンスで提供すると発表した。 - オートデスクとシーメンスがソフトウェア間の相互運用性強化に関する契約を締結
オートデスクとシーメンスは、設計開発現場におけるマルチCAD環境下で課題となっている“ソフトウェア間の相互運用性”に伴う、コスト削減とデータ整合性問題の防止を促進することを目的に、ソフトウェア間の相互運用性強化に関する契約を締結した。 - 4Kディスプレイを一体化したオールインワン型ワークステーション
日本HPは、ディスプレイを一体化したオールインワン型ワークステーション「HP Z1 G3 Workstation」などを発表した。