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現場で使える機能としての成熟目指すジェネレーティブデザイン、Autodeskが提案TCT Japan 2019(1/2 ページ)

オートデスクは、3Dプリンティング&AM技術の総合展示会「TCT Japan 2019」に出展し、「Autodesk Fusion 360」に搭載されるジェネレーティブデザイン機能を中心としたソリューションおよび適用事例(パーソナルモビリティ「WHILL」への適用など)を多数紹介した。

» 2019年02月12日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 Autodesk(オートデスク)は国内最大級の3Dプリンティング&AM(Additive Manufacturing)技術の総合展示会「TCT Japan 2019」(会期:2019年1月30日〜2月1日)に出展し、同社の積層造形ソリューションの紹介とその適用事例に関するサンプル展示を行った。

最適化設計とジェネレーティブデザインを訴求していたオートデスク 「TCT Japan 2019」で最適化設計とジェネレーティブデザインを訴求していたオートデスク

 中でも来場者の注目を集めていたのが、クラウドベースの3次元設計開発ソリューション「Autodesk Fusion 360」に搭載されているAIベースの形状合成機能「ジェネレーティブデザイン」の適用事例である。

 その1つが、オートデスクのジェネレーティブデザイン機能を本格的に採用した国内企業の最初の事例として紹介された、パーソナルモビリティ「WHILL」(開発元:WHILL)の普及価格帯モデル「WHILL Model C」への適用である。この取り組みは2018年11月に米国ラスベガスで開催された「Autodesk University 2018」で初めて紹介されたもので、国内展示会として実際に造形サンプルを展示したのは“初”だという。


「WHILL」のさらなる挑戦を支えるジェネレーティブデザインの適用効果

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