PTCジャパンは、年次ユーザーイベント「PTC Forum Japan 2017」の開催に併せ、2018年の国内事業戦略について発表した。同社のCAD、PLM、IoT/AR事業における2017年度のハイライトや、2018年度から取り組みを強化する領域について、PTC アジア太平洋地域 統括責任者の桑原宏昭氏が説明した。
PTCジャパンは2017年12月12日、年次ユーザーイベント「PTC Forum Japan 2017」を開催。同日行われた記者説明会で、PTC アジア太平洋地域 統括責任者の桑原宏昭氏が登壇し、2018年の国内事業戦略について語った。
まず、桑原氏はサブスクリプションビジネスの状況について言及。「2016年度(2015年10月〜2016年9月)から本格的にサブスクリプションへの移行が加速し、2017年度に関しては、国内新規契約のうち78%がサブスクリプションとなった」(桑原氏)と述べる。そして、先行してサブスクリプションビジネスを展開するAdobe SystemsやAutodeskについて「スムーズにサブスクリプションビジネスへと移行し、成功している企業だ」と評価した上で、同社においても従来の永久ライセンス契約からサブスクリプション契約への移行による影響は想定よりも“小さい”とし、桑原氏は「既に始まっている2018年度からは順調に回復しており、今後さらに伸ばしていけると考えている」と説明する。
» IoT時代の到来でその重要性が再認識されている「PLM」とは
» PLMの存在なくしてIoTによる製造業のデジタル変革は成し得ない
» 2020年国内PLM市場は2900億円規模に、PLMベンダーはデジタル化を追い風に新たな事業機会を狙う
» Excel「アングラPLM」の限界、製造業に高まるプラットフォームの必要性
» PLMシステムがうまく活用されていない“5つの理由”
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。