では、こうした状況下で、業務を守るために何ができるのでしょうか。
1つは、自社システムではどんなOSのバージョンが使われており、どんなアプリケーションが動いているのか。また生産システムと情報システム、サーバ類がどのようにつながり、どれがどれに依存しているかを整理することでしょう。つまり棚卸しです。
そんなの普通はできているはずだし、「うちはつながっていないから大丈夫」と思われるかもしれませんが、WannaCryが散発的に影響を与えていることからも分かる通り、運用を続けるうちに変更が生じ、どこかに穴が空いてしまっている可能性は否定できません。「つながっていないから大丈夫だろう」から、「もしかしたら影響を受けるかもしれない」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。
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猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」はWindows OSの脆弱性を利用したもので、Windows XPベースで駆動するATMやPOSにも多数の被害をもたらした。そこからあぶり出されたのは、まだまだ続くXPとの付き合いの長さである。
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- 狙われる国内製造業――事例から学ぶIoT時代の「工場セキュリティ」(後編)
IoTやインダストリー4.0の本格的な到来により実現する「つながる工場」――。そこで得られるのは恩恵だけではない。必ずその影にはセキュリティリスクが潜んでいる。トレンドマイクロのセミナー「事例に学ぶ! 製造大手も始めた工場セキュリティの最新動向」から、製造業を取り巻く脅威動向とその対策について学ぶ。
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もはや製造業にとっても人ごとではないサイバー攻撃による脅威。現在、国内企業において注意すべき脅威は何か? 2016年11月までの最新の調査データを基に、トレンドマイクロが2016年の国内サイバー犯罪の動向と、今後注意すべき動きについて解説した。
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