横河メータ&インスツルメンツは、従来製品に比べて測定精度が向上した、プレシジョンパワーアナライザ「WT1800E」シリーズを発売した。
横河メータ&インスツルメンツは2016年8月、従来製品に比べて測定精度が向上した、プレシジョンパワーアナライザ「WT1800E」シリーズを発売した。電気自動車(EV)や太陽光・風力発電などの新エネルギー関連機器、データセンターのサーバ、空調機器開発などでの用途に利用できる。
WT1800Eシリーズは、同社が2011年に発売した「WT1800」シリーズの後継機種となる。商用周波数50/60Hzにおいて、電力基本確度がWT1800の±0.15%から±0.1%に約30%向上。0.1〜10Hzの低周波数では、従来製品の±0.5%から±0.18%に約60%向上させた。
また、入力信号の周波数に追従し、データ更新周期を自動で変更する機能を追加した。同機能により、EV用モーターなど、回転数が変化する機器でも連続した測定を可能にした。
オプションとして、大電流の測定向けに外部電流センサー用の電源と専用アクセサリーを用意した。従来、大電流の測定には、電力測定器と電流センサーおよびその外付け電源を組み合わせる必要があったが、外部電流センサー用電源を本体に内蔵することで、大電流測定システムの構成をシンプル化できるとしている。
価格は75万円からとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。