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個別受注生産型機能を強化した生産管理アドオンモジュールの最新版システムインテグレータ GRANDIT

システムインテグレータは、個別受注生産方式で製造を行う企業向けに、Web-ERPパッケージ「GRANDIT」生産管理アドオンモジュールの最新版バージョンを発表した。

» 2016年08月01日 15時00分 公開

 システムインテグレータは2016年7月、個別受注生産方式で製造を行う企業向けに、Web-ERPパッケージ「GRANDIT」生産管理アドオンモジュールの最新版バージョンを発売した。注文に対する適正な調達方法や在庫管理をコントロールし、製造オーダーや製品、ロットなど、よりセグメント化した在庫管理を支援する機能を実装した。

 GRANDITは、会計/人事/販売など、全10モジュールで構成される統合型基幹業務システム(ERP)で、14社のパートナー企業からなるコンソーシアム方式で運営されている。生産管理アドオンモジュールは、汎用品生産用の部品表を使った繰り返し生産型システム、個別オーダー品生産用の個別生産型システム、これらを組み合わせたハイブリッド型があり、柔軟な生産管理システムとして製造業企業に導入されている。

 新バージョンでは、市場ニーズが短納期化・多様化し、多品種少量化が進む状況に対応するため、個別受注生産型機能を強化した。顧客の注文に対しては、製造指示から調達、在庫、入出庫、売り上げなど、GRANDIT内で処理された全ての取引ステータスが一元管理されてリアルタイムに確認でき、顧客への納期回答やオーダー変更にも迅速に対応できる。

 部品在庫については、製造で使用される部品/材料を、共通部品と製造オーダー別の個別部品に切り分け、適正な在庫割当を実施する。同時に、オーダー変更に伴う割当調整も効率的に実施できる。

 さらに、在庫情報では、個別受注生産方式に対応するため、製造オーダー別の管理が可能。また、ロット番号との組み合わせにより、部品/材料のコストや物理的な追跡(トレーサビリティ)管理が可能で、日常の伝票業務の流れの中で、物理的な情報を管理する仕組みを提供するという。

 最新バージョンの価格は500万円から。同社では、2016〜2018年の3年間で、計30社への導入を目指すとしている。

生産管理アドオンモジュールの主な機能・特長 生産管理アドオンモジュールの主な機能・特長

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