DTC/トーマツ 品質アナリティクスソリューション
リコールなどにつながる市場品質問題を迅速に検知できるソリューション
デロイト トーマツ コンサルティングとトーマツは、「Deloitte Exponential」および「Deloitte Analytics」が提供するサービスとして、リコールなどにつながる市場品質問題を迅速に検知する「品質アナリティクスソリューション(QAS)」の提供開始を発表した。
製品が市場投入されてから生じる不具合などの品質問題(市場品質問題)は、いかに製品の開発および製造段階で品質向上に取り組んでいたとしても、少なからず発生してしまう。
この市場品質問題で重要となるのは対応スピードであり、この対応が総品質コストの削減に大きく影響してくる。中でも、リコールによる製品回収が生じた場合など、対応が後手に回ってしまうと、コスト増大のリスクにつながるため、製造業では市場品質問題に関する対応の迅速化が強く求められている。
こうした市場ニーズを受け、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)とトーマツは2017年10月11日、「Deloitte Exponential」および「Deloitte Analytics」が提供するサービスとして、リコールなどにつながる市場品質問題を迅速に検知する「品質アナリティクスソリューション(QAS)」の提供開始を発表した。
優先度の高い問題を検知し、バリューチェーン全体の品質強化を支援
QASでは、市場品質問題により生じるリスクを回避するために、ビッグデータ解析技術を活用。さまざまな市場品質情報から、優先度の高い問題を検知し、それを開発および製造部門へフィードバックして、バリューチェーン全体の品質強化を支援する。
クレームや整備報告といったテキスト情報を含む大量のデータを、人手で全て抜けもれなく精査するには限界がある。これをビッグデータ解析技術で分析し、重大な品質問題につながる予兆を捉えるのがQASである。QASは、問題が顕在化する前段階で潜在的な品質問題を自動検出するため、原因調査/分析、品質対策などを迅速に開始でき、大幅な品質コストの削減に貢献できるとする。また、ここにIoTデータを取り込むことにより、問題発生の予測や予防保全にも役立てることが可能だという。
QASでは、「データ統合機能」「アナリティクス分析機能」「可視化機能」の3つの機能を提供する。データ統合機能とは、市場品質情報、社内不具合情報などの複数のデータソースから構造化/非構造化データを収集および統合する機能である。アナリティクス分析機能は、各企業の情報管理レベルや品質保証業務要件に基づいた複数の分析手法を組み合わせた分析モデルを構築し、構造化/非構造化データの相関分析を実施することにより、潜在的品質問題を検出する機能。そして、可視化機能では、アナリティクス分析結果から得られた高優先度の品質問題に対するスコアおよび警告を表示するダッシュボード機能を提供する。
両社は国内外の豊富な導入実績を踏まえ、QASのパイロットフェーズからの導入支援、導入後の運用、維持管理までを一貫してサポート。またトライアルフェーズにおいて、自社製品および事業の特性を考慮した分析モデルの検証、構築が完了すれば、以降、分析結果のみを享受できるサービス提供スキームも用意する。これにより、ハードウェアやソフトウェアへの大きな投資や、自社で高度なスキルを保有する統計解析の専門家を採用することなく、同ソリューションの分析結果を継続的に自社ビジネスに活用できるという。
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