EcoStruxure Augment Operator Advisor
最短1カ月で導入可能、ARで保守作業を効率化するソリューション
シュナイダーエレクトリックはAR技術を用いて、生産現場の保安作業を効率化するソリューションを提供する。保守作業時のマニュアル参照や手順指示にAR技術を投入することで人的ミスの削減も狙う。
シュナイダーエレクトリックはAR技術を用いて、生産現場の保安作業を効率化するソリューション「EcoStruxure Augment Operator Advisor」(以下、シュナイダーARアドバイザー)を発売する。販売は同社グループ会社のデジタルが2017年8月末より開始する。
タブレット端末と製造現場に多く導入されている表示器(HMI)を用いるもので、対応機HMIが既に導入されている場合の費用は180万円からとなり、最短約1カ月と短期間での導入が可能だ。
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シュナイダーエレクトリックはビル管理ソリューションやUPS(無停電電源装置)をはじめとした各種IT機器、HMIなどの産業用機器、インフラ関連を主なビジネスとしており、日本においてはデジタルや東芝シュネデール・インバータなど7つの法人が企業グループを形成している。
デジタルが販売するシュナイダーARアドバイザーは、タブレット端末に映し出した画像に点検すべきポイントや交換すべき部品、必要であれば交換手順の映像などを映し出し、保安作業の効率化を図るソリューションである。制御盤であれば、制御盤にタブレットを向けてARアプリを起動するだけで、内部の部品や稼働状況がオーバーレイで表示される。
対象物とのマッチングは登録画像とのマッチングあるいはQRコードで行い、稼働状況や部品状態などの情報については、稼働している既存システムから取得する。「工場内にある制御盤内部のPLC」をこのARシステムで確認するならば、「どの制御盤か」の特定は登録画像マッチングあるいはQRコードで行い、「PLCの稼働状態」は現場内に設置されているフィールドネットワークなどから取得することになる。
既存システムとタブレットのARアプリをつなぐサーバ役を果たすのがHMIだ。Pro-faceブランドのHMIにARサーバ機能を持つソフトウェアをインストールすることで、既存システムから取得した情報をタブレットのAR画面に表示する。これは既に現場の情報表示器として活用されているHMIに強みを持つ、シュナイダーエレクトリックならではのアプローチといえる。
既にHMIとして稼働している機器にARサーバソフトをインストールすることも可能であるが、既存システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、同社としてはARシステム導入に際し、AR機能に対応したHMIの新規導入を推奨している。
現時点ではタブレットはApple製品のみの対応で、AndroidとWindowsタブレットについては後日の対応が予定されている。また、現在のARアプリは稼働状況確認やマニュアル閲覧など参照に類する機能のみを提供しているが、将来的にはタブレットの機能を生かし、「現場で産業機器の写真を撮影してシステムへ送る」といった機能の実装も検討したいとしている。
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