丸紅情報システムズ/GOM ATOS ScanBox Series 8
最大級の測定エリアを誇る非接触3D形状測定システムが国内初導入――作業時間短縮と無人化を実現
丸紅情報システムズ(MSYS)は、ドイツGOM製の非接触3D形状測定システムの最上位機種「ATOS ScanBox Series 8」を、国内で初めて総合試作メーカーであるトピアに販売した。
丸紅情報システムズ(以下、MSYS)は2017年6月15日、光学式測定ソリューションを提供するドイツGOM製の非接触3D形状測定システムの最上位機種「ATOS ScanBox Series 8」(以下、Series 8)を、国内で初めて総合試作メーカーであるトピア(三重県鈴鹿市)に販売したことを発表した。
Series 8は、非接触式測定システムパッケージとして国内最大の測定エリアを誇り、自動車の車体だけでなく、航空機の大型部品、鉄道車両、大規模機械設備などの形状を全自動で測定できる。
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ファナック製ロボットとGOM製3Dスキャナーで特大サイズもくまなく測定
Series 8の測定エリアは、幅2.5m、奥行き6mほどあり、乗用車の車体1台分を丸ごと収納できるという。測定エリアの両側には走行レールがあり、2台のロボットアームに取り付けられたGOM製の3Dスキャナー「ATOS Triple Scan」が、各レール上を前後に移動しながら大型対象物を非接触で測定する。高さ3.5mまでの特大サイズの対象物も測定が可能。また、測定エリアの両外側には直径3m、最大積載重量2トンの自動回転テーブルが2台あり、対象物を載せて回転させながら自動測定を行うなど、さまざまな測定が行える。なお、「ATOS ScanBox Series」に用いられているロボットアームは、ファナック製だという。
今回、Series 8の導入を決めたトピアは試作のリーディングカンパニーとして、自動車、航空機、鉄道などを手掛ける製造業各社に対し、試作製品を提供している。同社は近年の品質要求の高まりを受け、さらなる品質向上を目的にSeries 8の採用を決め、計測および検査の全自動化を実現した。これまでプレス、組み立て溶接後の車体骨格の検査に8時間ほど要していたが、同システム導入後、作業時間が6分の1まで短縮し、検査対象件数を大幅に増やすことができたという。さらに、作業の無人運用が可能となり、オペレーターを常時配置する必要がなくなった。これにより、人材配置の効率化による業務改善や労働時間の短縮が図れ、製造現場のワークスタイル変革にも貢献できるとしている。
ドイツで推進されている「インダストリー4.0」において、測定および検査の自動化は必須であり、今後急速な普及が予想されている。MSYSでは、このたびのトピアへの導入を皮切りに、自動車メーカーやプレス金型工場などで扱う大型部品の自動測定、検査の啓蒙(けいもう)および推進を図り、日本のモノづくり企業の品質向上を後押ししたい考えだ。
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